自己奉仕バイアスってなに?
自己奉仕バイアス(じこほうしバイアス)とは、「いい結果は自分のおかげ、悪い結果は他のせい」だと思いやすい心のクセのことです。
もっと簡単に言うと、自分をよく見せようとする無意識の傾向です。
どうしてそんな考えになるの?
人は自分に自信を持ちたいし、失敗したときにショックを受けたくないからです。
だから自然と「成功=自分の力」「失敗=他の原因」って考えてしまうんです。
日常でよくある自己奉仕バイアスの例
① テストの結果で…
- ✅ いい点だったとき:
「やっぱりオレ、勉強の仕方がうまかったんだよな~!」 - ❌ 悪い点だったとき:
「先生の問題が難しすぎたって!」「昨日、家がうるさくて集中できなかったし!」
② スポーツで…
- ✅ 試合に勝ったとき:
「オレのプレイが決め手だったな!」 - ❌ 負けたとき:
「相手が反則くさいプレイしてたし」「グラウンドの状態が最悪だったし!」
③ アルバイトや仕事で…
- ✅ うまくいったとき:
「自分の接客スキル、かなりイケてるかも!」 - ❌ クレームが来たとき:
「お客さんが気にしすぎでしょ」「忙しくて周りがちゃんとフォローしてくれなかったし!」
なぜ知っておくといいの?
このバイアスを知っておくと、自分の考え方を客観的に見られるようになります。
例えば…
- 「本当に自分の力だけで成功したのかな?」
- 「失敗は全部他人のせいって思い込んでないかな?」
と、一歩引いて冷静に考えることで、成長できるチャンスになります。
まとめ
- 自己奉仕バイアスは「成功=自分のおかげ、失敗=他のせい」と考える心のクセ。
- 誰でも持ってる普通の心理だけど、意識することで冷静に物事を見られる。
- 成長するためには、自分の失敗もきちんと向き合うことが大切!